研究内容

Research

情報指向ネットワーキングアーキテクチャ

Information Centric Networking

Information Centric Networking (ICN)は情報の名前を指定して情報を取得するアーキテクチャであり,ビデオやセンサデータなどの多様な情報が流通する 将来ネットワークに適しています。具体的には,日欧共同のGreenICN、ICN2020プロジェクトに参加し,省電力な情報指向ネットワーキングアーキテクチャ,ICNを用いたIoT端末の移動管理,ICNを活用した新しいアプリケーションに関する研究を進めています。

Internet-of-Things

もののインタネット(IoT: Internet of Things)は第4次産業革命の起爆剤として、工場でのものづくりなど、製造業を代表とした産業のあり方を変革することが期待されています。一方、カメラや加速計などを備えたスマートフォンで取得したセンサデータをクラウド(Cloud)に収集し、ビッグデータ解析するクラウド(Crowd)ソーシングが注目を浴びている。このような背景から、IoTデバイスとクラウドソーシングを融合させ、IoTデバイスで取得したセンサデータが、インタネットのWebのようにオープンにアクセスできるoT時代のインタネットの実現を目指しています。 具体的には、プライバシー、IoTデバイスへのルーティング、輻輳制御などの問題を解決して、センサデータのプライバシーを保護しつつ、収集者が実時間でセンサデータを収集する事を可能とする、位置に基づくプライバシー保護ルーティング技術を開発しています。

5G ネットワーキングアーキテクチャ

5G Networking Architecture

モバイルインタネットの普及に伴い移動通信トラフィックは,爆発的に増加しており,モバイル環境での高精細動画の伝送や膨大な数のIoTデバイス通信を収容可能にすることが必須です。これらの需要に応えるため,携帯電話が用いる移動通信システムは,第4世代から,通信容量・速度向上,低遅延化,デバイス数の増加を可能とする第5世代 (5G)へ移行することを目的とした研究開発が進められています.これに対して,膨大な数のIoTデバイスの移動をオーバヘッド無く管理する分散移動管理アーキテクチャ,周波数利用の効率化を目的として、異なる周波数の無線システムから最適の無線システムを選択する技術などを開発しています.

高速ルータアーキテクチャ

High Speed Router Architecture

ICNは,キャッシュ,移動,マルチキャストを自然にサポートする,有力な次世代インタネットアーキテクチャですが,これら豊富な機能を提供するルータの高性能化が普及の鍵です.一方,次世代インタネットには,増加一方の消費電力の削減が求められています.これに対して, PCベースのハードフェアプラットフォームを用いて, 100万PPS(Packet Per Second)以上の高いパケット転送速度と,低消費電力を両立するソフトウェアICNルータアーキテクチャを,マルチコアCPUの並列性を最大限に活用することで実現する研究開発を進めています.これにより,インタネットへのICNの導入を加速するとともに,社会的な要請となっているインタネットの消費電力削減に貢献します.